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基礎講座

基礎講座で学ぶこと

心理カウンセリング力(りょく)養成基礎講座でどんな事を学ぶのかを簡単に説明していきたいと思います。全て説明すると長くなりますし、文字だけでは伝えられない部分もありますので、特にいろんな方に知ってもらいたい部分を抜粋してお伝えします。

体験セミナーではカリキュラム一覧をお渡ししますので、気になる方は体験セミナーにご参加ください。

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内容一覧


自我状態

人の心は形として見えないものですが、それを簡単な図で表して理解しやすくしたものです。これを学ぶと、以下の事がわかるようになっていきます。

  • 今、自分の心がどのような状態なのか
  • 偏見や思い込みはどのようにつくられるのか
  • 心地よくない心のループ
  • 的外れな会話と嫌味のある会話

心の形は見えないものだと思っていたのでイメージすらできていませんでしたが、これを学ぶとき「たった3つの丸だけで表現できちゃうのか!?」と驚きました。「こんな簡単だったんだ~」と思ったのもつかの間。だんだんと細分化されていき、「無理。覚えらんない」となりました。しかし、実際に使うのは簡単なところから一歩進んだところまでです。それ以上難しいことは「こんなのあったな~」と、頭の片隅に置いておき、必要な時に見直せば大丈夫です。実際に使うところは講座の中で何度か出てくるので、自然に覚えていきますよ。

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心の栄養、ストローク

体に栄養が必要なように、心にも栄養が必要です。相手に対する態度や言動をストロークと言い、心の栄養とされています。これを学ぶと、以下の事がわかるようになっていきます。

  • ストロ-クの重要性
  • ストロークの種類
  • なぜ褒めることができないのか
  • なぜ怒られるような行動をとる人がいるのか
  • 誉め言葉を素直に受け取れない訳
  • どうすれば相手を褒められるようになるか

心にも栄養が必要と聞いたときは「どういうこと?」と思いましたが、内容を知っていくうちに「ストロークが心にとって必要なことだから、心の栄養と例えてるんだ」と理解できました。

ストロークには大きく分けて、相手を肯定するもの。否定するもの。ストローク自体を与えないもの。があります。人は基本的に肯定するストロークを欲しがります。しかし、そんなものは「いらない」や「くれる人なんて誰もいない」と思う人もいます。そして、否定的なストロークばかりを与えてしまう人や、肯定的なストロークを与えられない人もいます。それらにはちゃんと理由があるので、どうすればいいのかも学ぶことができます。

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ラケット感情

感情には本物の感情と偽物の感情があり、偽物の感情の事をラケット感情と言います。これを学ぶと、以下の事がわかるようになっていきます。

  • 本物の感情はどんなものがあるのか
  • 本物の感情と偽物の感情を区別する理由
  • なぜ偽物の感情があるのか
  • なぜ偽物の感情を感じるのか

日本には感情を表す言葉が100種類以上ありますが、この学びの中では本物の感情が6種類しかないと教わりました。そして、それ以外は偽物の感情かもしれない。と、いうのです。「そんなまさか…」と思っていたのですが、どうやら本当のようでした。なぜ、そう思ったのか。そして、なぜ本物と偽物を区別する必要があるのかについては、次の感情処理で体感して理解できました。

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感情処理

感情とは、生物として自然に備わっているものであり、必要なものです。しかし、日本の文化として「感情的になるのはみっともない」や「冷静な方が美徳」とされています。そのため、感情を抑圧し、ため込みやすくなっています。そこで、他の人も自分自身も傷つけず、かつ効果的に感情を消化(発散)させる方法を学びます。これを学ぶと、以下の事がわかるようになっていきます。

  • 感情の大切さ
  • 問題の解決は事象をどうにかする事だけではない
  • 感情を処理してスッキリする事の大切さ
  • それぞれの感情に対する処理の方法

これを学ぶときは、言葉で説明されるより体感する方がとても早く理解できます。ラケット感情のところで書いた、本物の感情と偽物の感情ですが、この感情処理をする際、本物の感情を扱わないとスッキリしません。偽物の感情を感情処理しようとしても、全くスッキリしませんでした。ですので、「本物の感情は何か」と「適切な処理の方法はどれか」を知る必要があります。僕は性格的に感情が苦手なのですが、体感したら「あ~。こんな感じか~」となりました。感情が得意な他の受講者の方は「すごいスッキリした!悩むとかどうでもよくなった!」と盛り上がっていました。

今では、感情が得意な方なのか、それとも苦手な方なのかは数分お話すると分かるようになりましたが、当時は分からなかったので「何が違うんだろう…」と思っていました。今これをご覧のあなたが感情の得意な方なのかは分かりませんが、ぜひ1度は体験して欲しいと思います。インナーチェンジングセラピーの4本柱の1つですので、体験講座のワークの中で見ることができると思いますよ。

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心理ゲーム

日常生活のなかで度々行われる、数人でなんとなく嫌な感覚になるやりとりを心理ゲームと言います。これを学ぶと、以下の事がわかるようになっていきます。

  • なぜ、そんな嫌な感覚になることをわざわざするのか
  • ゲームのパターン
  • よくありがちなゲーム
  • ゲームに巻き込まれたらどうしたらいいのか

心理ゲームという名前から、心理テストのような楽しいものを想像する方も多いと思いますが、ここでいうゲームとは楽しいものではなく「知ってたら絶対やらない!」と言い切れるほどとても嫌なことです。何人かで行うのですが、誰も得をしません。ゲームを始めた人ですら、嫌な思いをするのです。

イメージがしやすいように、いくつかあるうちの1つのゲーム「Yes But(イエスバット)」の例をあげます。このゲームは相談する人と、相談される人との会話の中で起こるものです。AさんとBさんの友達同士で、どこへ食事に行こうか話し合っている内容で例えてみます。

A:どこに食べに行く?
B:どこでもいいよ。何が食べたい?
A:う~ん。なんでもいい。Bは?
B:じゃあ、ラーメン。
A:ラーメンか… いいけど、実は昨日食べたんだよね。
B:そうか。なら、焼き肉は?
A:焼き肉ね~。いや、でも値段高いからちょっと…
B:え~。焼き肉もダメ?じゃあ、安いし、うどんは?
A:あ、うどんね。でも、うどん行くなら回転寿司がいいな。
B:あ… うん。じゃ、回転寿司に行こうか…

このような会話は日常でありそうですよね。Bさんはきっと、「なんでもいいって言ったじゃん」と思っていることでしょう。Aさんは、Bさんの提案を何かと理由を付けて、「いや、でも~」と3度却下しています。しかも無意識に。これが「イエスバット」です。わざと「却下してやろう」と理由を付けるのは、ゲームとは言いません。それは、ただの嫌がらせといいます。

このくらいの会話なら「モヤモヤするけど、食事してたら忘れるか。」くらいですが、仕事の相談、恋愛相談、ご近所付き合いの相談となると、3度どころか、どれだけ提案やアドバイスをしても却下してくる場合があります。そして、そういう人は些細な事でしょっちゅう相談してきては、同じように「いや、でも~」を繰り返します。相談される側としては、「またか。もう勝手にしろ。」となっていき、そういう思いが態度に出るので、相談してた人も「なにかこの人に相談するのは気まずい」となっていきす。そして、お互いの仲がギクシャクしてきます。

このゲームをきっかけに相談される人はもちろん。相談する人も嫌な感覚を味わっていますね。これはあくまで例であって、イエスバッドの全てがこの様な結果になるわけではありません。しかし、これを読んで思い当たる方は多いのではないでしょうか。もちろん、このような行動には理由があり、どのように対処すればよいのかも教えてもらえますよ。

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幼児期の決断について

この内容はこの基礎講座の中でも最も重要と言っても過言ではない部分です。決断とは、子供(主に幼児期)の頃に身を守ったり楽しく過ごしたりするために、無意識に学んだ内容をいいます。そして、子供の頃はその通り行動していれば問題なかった事が、大人になり、環境が変わってもその通りに行動することがあります。そのときに問題が解決されなかったり、嫌な感覚になってしまう決断を禁止令といいます。

基礎講座では、沢山の人が決断しやすい代表的な禁止令を22個お伝えします。これを学ぶと、以下の言動をする人の事がわかるようになっていきます。

  • 私はいない方がいいとよく思う人
  • しきりに相手より優位に立とうとする人
  • 自信がなさそうな人
  • 人を信用していない人
  • 人と関わりを持とうとしない人
  • 人に甘えられない、頼らない人
  • 人と居ると自分らしく振る舞えていない人
  • 自分の子どもを愛せない人
  • 嫉妬深い人、束縛がひどい人
  • 性格や体の一部に強い劣等感がある人
  • 平均的や普通にこだわる人
  • 達成感がなく、「まだまだ」が口癖の人
  • 大人なのに子どもっぽい印象をうける人

これ以外にも書ききれないほど沢山ありますが、「あの人(若しくは自分)はなんでこんな性格なんだろう」と思わず感じてしまう事はだいたい学びます。僕の場合は、22個の禁止令のうち半分近く自分に思い当たるものがあり、自分自身を知るきっかけになりました。普通に生活しているだけではなかなか気が付けない気付きがここにはあります。あなたも是非、自分の事を知る気付きを体感してみてください。

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楽しみ

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最後に

他にも、カウンセリングの実践的な知識や練習があります。そして、この基礎講座を修了すると一般社団法人メンタルヘルス協会が認定している「心理カウンセラー 初級」の資格を取得することができますので、カウンセラーを目指したい方は是非ご参加ください。

しかし、日常生活に役立つ知識も沢山ありますので、カウンセラーを目指す以外の方にも知ってもらいたいと思っています。

思った以上に長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。あなたが「新たな気付きを得る瞬間」に立ち会えることを楽しみにしております。